自民党と立憲民主党は、27日に国会内で会談して、NHK受信料を支払っていない世帯から割増金を徴収できる制度の導入を柱とした放送法改正案について、今国会成立を見送ることで合意したとの報道があり。
ネットでは、NHK受信料を支払っていない世帯はそもそも支払いはしない!、的外れの改正案が廃案になってよかった!、なぜスクランブル化しないの!など多くの声が上がっています。
改正案の中身とNHKはなぜスクランブル化をやらないのか?また出来ないのかを調べてみました。
放送法改正案が廃案!
野党が放送事業者の外資規制違反問題に関する総務省の調査結果が提示されるまで審議に応じない姿勢を示しており、今国会での審議が出来なく廃案となります。
今回の放送法改正案はそもそもどんな案なんでしょう?
主な内容は下記2つとなります。
- テレビを設置していながらNHKに受信料を払っていない世帯からの割増金徴収、
- 受信料引き下げの原資確保のための積立金制度の創設
そもそも受信料払っていない世帯が払うのでしょうか?非常にハードルが高そうですね。
また、積立金制度とは何?
既存の剰余金(19年度末で1280億円)や毎年度の黒字部分を3年間積み立てて、次の3年間の値下げに充てる恒久的な仕組みをつくる。
NHKがスクランブル化をやらない、出来ない理由は
今国会での放送法改正案に対して、そもそも値下げや支払いしない世帯からの割増など取れるわけないなど、改正案自体がおかしな案であるとのネットの声がすごいです。
必要なのはスクランブル化。もしくは緊急放送と報道に特化して税金で対応。
見てない人は値下げすら納得できないよね。スクランブル化があるべき姿。値下げ法案を通して正当化するすくらいなら廃案がいい。但しスクランブル化するという議論が前提。
「NHKのスクランブル化」ではなく受信料値下げという発想がクソ過ぎるのと、 立憲民主・安住「外資規制違反の問題を踏まえ、放送法の在り方については猛省を促すべき点がある」とかぬかす暇あったら、総務省と新聞TVマスゴミの接待を許してる腐った放送法をすぐに改正しろ
引用元:twitter.com
スクランブル化しない理由
NHKは、下記4点でスクランブル化しないと回答しています。
- NHKは、いつでも、どこでも、誰にでも分けへだてなく提供する役割を担っています。
- 正確な情報を迅速に提供するほか、教育番組や福祉番組、古典芸能番組など、数多く放送しています。
- NHKが担っている役割と矛盾するため、公共放送としては問題があると考えます。
- スクランブルを導入した場合、どうしても「よく見られる」番組に偏り、内容が画一化していく懸念がある。
NHKとしては、模範的な回答をしていますね。
現在の支払い率は80%とかなり高い比率で受信料は支払われています。これが、スクランブル化するとかなりの収入減になると予想されているため、NHKはスクランブル化はやらないですね。
スクランブル化出来ない理由
技術的には、十分にスクランブル化は可能です。出来ない理由は特にないです。
NHKに寄せられる受信契約者の意見でも一番多いのが、「払ってない人に見せるのは不公平だ。 不公平是正の為にもスクランブルをかけて、払ってない人には見せられないようにしろ」だそうですが、NHKはこれを黙殺しています。 スクランブルは地デジであれば簡単にできますし、コストもほとんどかかりません。 現にBSデジタルのNHK放送では似たような事をやっていて、「BS設置のお知らせ」と言うメッセージが画面を邪魔します。
NHKにとっては、スクランブル化は下記のようにメリットがないため、議論にも乗らないのです。
現状の体制が黙っていてもお金が入ってくる仕組みになっていて、スクラブル化にはしないです。
- 解約者が続出
- 新規契約が見込めない
現在のNHKの受信料は高すぎますね。「地上契約1,225円 衛生契約2,170円」
思いっきて半分まで値下げにするのか、スクランブル化にして災害時のみ開放するのか、真剣に検討して欲しいですね。
まとめ
放送法改正案の中身とNHKはなぜスクランブル化をやらないのか?また出来ないのかをみてきました。
- 放送法改正案:
- テレビを設置していながらNHKに受信料を払っていない世帯からの割増金徴収、
- 受信料引き下げの原資確保のための積立金制度の創設
- スクランブル化はやらない理由?:NHKの大幅な収入減になる可能性が高いため
- スクランブル化出来ないの?:技術的には可能
放送法改正案は今回国会では審議しないことに決定で廃案です。国民の声をよく聞いて改正案を審議して欲しいですね。
スクランブル化への国民の声は大きいですので、次の国会では一歩踏み込んだ議論をして欲しいです。
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