京都府宇治市の精肉店が販売した「レアステーキ」を購入した90代女性が、O157にて死亡したと話題です。
「レアステーキ」は、「ユッケ」のような状態で販売されたみたいだが、十分な加熱をせず食べた可能性があります。
また、同時期に「レアステーキ」と「ローストビーフ」を買った客22人も食中毒を訴えました。
今回販売した精肉店はいったいどんな店なんでしょう?また、「レアステーキ」と「ユッケ」はいったいどう違うのでしょう?早速みていきます。
食中毒を起こした宇治市精肉店はどんな店?
今回、「レアステーキ」を販売、O157の食中毒発生させ、90代女性を死亡させた精肉店はいったいどんな店なんでしょうか?
90代女性は、精肉店で「レアステーキ」を購入して、自宅で食べたとのこと。焼き肉屋さんでは食事はしていません。
精肉店は京都市宇治市にある食品スーパー「MEAT&FRESH TAKAMI」という名の店です。
- 店名:「MEAT&FRESH TAKAMI」
- 運営会社名:神戸高見牛グループの株式会社ジィーシーエムが運営。
- ホームページ:神戸高見牛グループのホームページ
- 住所:〒611-0031 京都府宇治市広野町桐生谷28-5 グルメリア但馬 1階
- 販売物:食品スーパーのため、精肉以外にも新鮮で美味しい生鮮食品・リカーなどの取り扱い
食品スーパーの中の精肉コーナーにて、精肉を販売しています。
食料品も販売しています。少し高級スーパーのような感じです。
神戸高見牛牧場を運営されていて、但馬牛の血統の和牛を育て売っています。そこからスタートした精肉店を出店していますね。
かなりブランド牛としては有名なところです。
O157を引き起こした後の対応
8月下旬(8月22日〜26日)に購入したレアステーキやローストビーフを食べ、これまでに死亡した女性を含めて23人が食中毒症状を訴え、うち13人からO157の感染が確認されました。
京都府は「MEAT&FRESH TAKAMI」を今月6~10日、営業停止処分しました。
また、ホームページには、お詫びのお知らせを掲載しています。
なぜブランド牛を扱う高級精肉店がレアステーキを販売?
これは、高級和牛を取り扱っているという自信があるためです。
衛生管理も通常はしっかり行い、おそらく「ハサップ認定」という衛星管理の検査も受けていたはず。
どこかで、油断があったのでしょうか?
レアステーキとユッケの違いは?
今回の食中毒の原因として、90歳女性が死亡したのは、「レアステーキ」を食べたためでした。
京都府によると、このレアステーキは、「ユッケ」のような状態で販売されていたということです。
いったい、「ユッケ」のような状態で販売とはどういうことでしょう?
下記画像がユッケ風な「レアステーキ」なんでしょう。
レアステーキとは
レア【内部温度の目安:55~65℃以下】
表面は焼けているが、中心部は生で肉汁が多い。かなり弾力がある。
人差指と親指で輪を作ったときの、親指の付け根の固さ。
ユッケとは
ユッケとは、韓国を代表する生肉料理のひとつです。
韓国語で「肉」という意味の「ユック」、「刺身」を意味する「フェ」を合わせて「ユッケ(肉の刺身)」と呼ばれるようになったといわれています。
作り方はとてもシンプルで、細切りにした生肉をお皿に盛り、しょうゆや砂糖、ニンニク、ごま油などを合わせたタレで和え、中央に卵黄をのせればできあがり!
安全なの?
生食できるお肉は、厚生労働省が定めた「生食用食肉の規格基準」を満たしたものに限られています。
この基準を満たし、安全に生食できるお肉は、ユッケに使われる牛内もも肉も含めた一部の牛肉と馬肉のみ!
もちろん、規格基準を満たしたお肉であっても生食できるのは新鮮なものだけ!取り扱いは難しいですね。
まとめ
O157食中毒の宇治市精肉店はどんな店なのか?レアステーキとユッケの違いについてみてきました。
宇治市の精肉店はブランド和牛を取り扱っている有名な会社でした。
高級店だから出せる自信で販売していたのでしょう!どこかで衛生管理の徹底が図れなくなってしまったのでしょう。
和牛は美味しいですが、生は気をつけた方がいいですね。
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