5月4日に、戦後日本の演劇界を引っ張った一人で、紅テント公演で知られる劇作家・演出家・俳優の唐十郎さんが東京都内の病院で死去して弔いの言葉でいっぱいです。
葬儀は近親者で営み、年齢は84歳でした。
唐十郎さんの家族構成や家系図、相続人、遺産額、死因についてチェックしました。
みていきましょう。
唐十郎さん死去、死因は?
唐十郎さんは、アングラ演劇の寵児、唐十郎さん死去 テント劇場で時代を挑発し日本の演劇界をリードした劇作家、演出家、俳優で文化功労者です。
5月4日に84歳で死去しましたが、ライバル視されていた寺山修司と同じ日に亡くなっています。びっくりです。
死因は?
唐十郎さんの死因は、
急性硬膜下血腫
です。5月1日に自宅で転倒し、東京都中野区内の病院に救急搬送されていました。
2012年には、自宅で転倒し、脳挫傷と外傷性脳内血腫で半年間入院した過去があり、その後は舞台出演もなく公の場に姿を見せることも少なくなっていました。
ただ、2019年には都内で行われる唐組公演を記念して座談会に出席し「座長の唐十郎です。このたびはこうやってもらい、随分照れるもんで」などとあいさつていました。
唐十郎の遺産額にびっくり
唐十郎さんは日本を代表する劇作家、演出家、俳優です。
遺産額も大きいのではないでしょうか?
現時点では、遺産額の公表は当然されていません。
自宅や印税からの財産などがあると思われますが、実際は遺産はほとんどないものと思われます。
現在判明の財産は、3000万円程度と予想されます。
山中湖に別荘(通称・乞食城)があるのみ。
小説などの印税収入
1988年に離婚した前妻李麗仙さんが生前に、唐十郎さんと財産について争っています。
- 唐十郎さんは、稽古場兼自宅を前妻李麗仙さんへあげてます。
- 唐十郎さんは、前妻李麗仙さんへの生活費と養育費毎月30万円の支払いも苦しかった
以上より、財産自体はほとんどなかったのではないでしょうか?
劇団を維持するだけでも大変なこともあります。
「70歳を過ぎた頃から、私も財産や権利関係を整理しておいたほうがいいと思うようになったのです。唐と別れた時、私は2人で買った稽古場兼自宅を譲渡してもらっている。また、生活費と養育費として毎月30万円を払ってもらう約束をしましたが、こっちのほうは生活費(20万円)が3回分支払われただけで、こちらが連絡してもあとは音沙汰なし。弁護士に聞いたら請求できると言うのです」
前妻李麗仙さん、インタビュー
唐十郎さんの家系図と家族構成
唐十郎さんの家系図と家族構成をみていきましょう。
まず、家系図です。妻と3人の子供がいることがわかります。
家族構成をもう少し詳しくみていくいと、
前妻、現在の妻、前妻の子供1人、現在の妻の子供2人がいることがわかります。このうち、前妻は既に亡くなっています。
前妻
前妻:故人 李礼仙(現麗仙)さん、1967年に看板女優だった李礼仙(現麗仙)と結婚。88年に離婚しています。
現在の妻
現妻:大鶴美和子(唐さんの本名が大鶴のため)
長男
前妻の子(長男):俳優大鶴義丹、日本の俳優、小説家、映画監督、タレントです。元妻は歌手のマルシアです。
日本大学芸術学部卒
長男の大鶴義丹は「私がまだ十代だったとき、いつも父は、三度の飯のように芝居をし続けたいと言っていました。最後まで芝居を愛して、芝居に愛された、最高に幸せな人生だったと思います」と追悼した。
次男
現妻の子(次男):大鶴佐助さん、日本の俳優でnora所属しています。劇団ヒトハダ座長を務める。
日本大学芸術学部卒
長女
現妻の子(長女):大鶴美仁音さん 女優として活躍中
日本大学芸術学部卒
子供は3人とお日本大学芸術学部を卒業しています。お父様の芸術を愛する血を引き継いでいるのでしょう。
相続人は誰?
唐十郎さんの相続人と相続割合です。
相続人は次の4人です。相続割合は妻が2分の1で残りを子供3人で均等に分けることになります。
現妻(大鶴美和子):相続割合 2分の1
長男(大鶴義丹):相続割合6分の1
次男(大鶴佐助):相続割合6分の1
長女(大鶴美仁音):相続割合6分の1
まとめ
唐十郎の遺産額や相続人は誰で家族構成・死因までを家系図を示し紹介してきました。
- 遺産額は未詳だが、そんなに多くないと予測される。
- 家族構成は、現在は妻、子供3人です。相続人も同じとなります。
- 死因は、急性硬膜下血腫
アングラ演劇の寵児、唐十郎さんでした。 唐十郎と寺山修司の命日が同じ5月4日に運命を感じます。ご冥福をお祈りします。
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