日本の代表的な庶民のお菓子【柿の種】が、なんとハリウッド人気映画「ワイルド・スピード」の最新作に登場していると話題です。
なんと、ワイルド・スピードの9作目「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」に俳優の「サン・カン」が演じる登場人物ハンが「亀田の柿の種」を食べるシーンがあるのです。
今回の柿の種は、亀田製菓の柿の種が登場していますが、もともとは【浪花屋の柿の種】が発祥なんですね。
亀田製菓と浪花屋の柿の種の違いはなんなんでしょう?
また、柿の種はさまざまな種類が発売されていますが、その中でお薦め5選を選んでみました。
早速見ていきましょう。
ハリウッド大作、ワイルドスピードとは

『ワイルド・スピード』は、2001年から始まったカーアクション映画の大人気シリーズです。すでに9作目となり、ハリウッド映画を代表するシリーズですね。
日本のファンからは『ワイスピ』という愛称で親しまれています。
- ワイルド・スピード(2001年)
- ワイルド・スピードX2(2003年)
- ワイルド・スピードX2(2003年)
- ワイルド・スピード MAX(2009年)
- ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年)
- ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年)
- ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年)
- ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年)
- ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2021年)
『ワイスピ』シリーズといえば、ド迫力のカーアクションこそ最大の見どころ。
9作目も、ロンドンの市街地をはじめ、極寒のロシアや、サモアの広大な大自然など、世界中を舞台にワクワクドキドキするカーチェイスが展開されます。
“規格外”のアクションと、国境や人種の壁を越えた“多様性”溢れるキャスト陣が世界中で支持されています。
このシリーズの素晴らしいところ
- 世界中の誰もが身近に感じられる登場人物たちがスクリーンで大暴れ
- また一同に介して幸せな食卓を囲む。
- ヒーローのような活躍ぶりも人種に関係なく絆を紡ぐことができることも
ワイルド・スピードに柿に種が登場
2006年に公開されたシリーズ3作目の『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』で命を落としたと思われていたキャラクター、ハンのカムバックして、みんなを驚かせました。
その、カムバックした「ハン」が食べている、お菓子に注目が集まっています。
その注目のお菓子が日本の「亀田製菓(新潟市江南区)」の「亀田の柿の種」です。
世界的な大ヒット人気映画作品への「柿の種の出演」に、SNSで「新潟県民として誇り高いです!!」などと話題になっています。
映画のキャラクターポスターでは、オレンジ色の愛車の「トヨタ・GRスープラ」前で、左手に「柿の種」の小袋、右手にピーナツを持つハンの姿があります。
この注目に対して「亀田製菓」は取材に「夢にも思っていないことで、驚きと共に興奮が冷めやりませんでした」とコメント。SNSのツイッターなどでは「柿の種食べながらワイスピみよう」のツィート多数
亀田製菓と浪花屋との比較
柿の種は新潟県の亀田製菓が有名にていつも身近に食べている感覚がありますが、実は元祖は浪花屋なんです。
柿の種の誕生から亀田製菓と浪花屋についてみていきます。
柿の種の誕生
柿の種は1924(大正13)年、浪花屋の創業者・今井與三郎氏の「うっかり」によって生まれ、小判型の「あられ」の金型を誤って踏みつぶし、ゆがませます。その金型からできたのが、三日月形にて、「柿の種に似ている」と言われ、商品名になっています。

このエピソードは同社の缶入り柿の種のしおりにも書かれていますね。なんかいい話。
- 浪花屋では「元祖柿の種」を1975年に商標登録。
- 「柿の種」は、浪花屋と亀田製菓(新潟市)がそれぞれ登録しています。
柿の種が全国的に有名になったのは、この浪花屋製菓だけが独占的に製造販売し続けたのではなく、その後に次々と別のメーカーも真似して製造し始めたからだと思います。
これにより、全国的に柿の種という名前が認知されるようになったとそうです。浪花屋が独占していたら、いまのように人気になってなかった可能性が大きいです。
亀田製菓とは
世界的な大ヒット人気映画作品への「出演」となったのが、亀田製菓の柿の種です。
亀田製菓は、日本国内における柿の種のメーカーのトップシェアをほこります。
諸説ありますが、1955年(昭和30年)にはピーナッツが混ぜられ始めたという。2つ目は亀田製菓の直売所で創業者の妻が店番をしていた際、思い付きでピーナッツと柿の種を一緒に食べてみたのが始まりというものです。
2019年(令和元年)、柿の種とピーナッツの配合比率について消費者の意見を葉書・SNS(Twitter、LINE)にて投票する「私、亀田を変えたいの。キャンペーン『当たり前を疑え! 国民投票』」を実施。
結果は、重量比で「7対3」が首位(29.5%)となり、翌2020年(令和2年)6月より6袋詰タイプを「7対3」比率に変更して販売することとなっています。微妙な違いですが、大切な比率なんです。
浪花屋とは
屋号が「浪花屋(なにわや)」とありますが、大阪の企業でなく新潟県内にあります。
大阪のあられ作りを指南してくれた青年に敬意を払って屋号は「浪花屋」となっています。
1925年(大正14年)に“柿の種子に似た形のあられの考案者”である創業者の今井が「柿の種」を発売すると、たちまち爆発的ヒット商品となっています。
その後、次々と別のメーカーに真似されてしまった浪花屋製菓は、元祖柿の種として、スーパーで売られている柿の種とは一線を画し、土産、贈答用の柿の種に特化し、最大手の亀田製菓とは別路線を走っています。
今井與三郎から数えて10代目の浪花屋製菓代表取締役である上村さんは、「経緯は分からないが結果的に多数のメーカーが柿の種の製造に参入したことで、『柿の種』の名はより多くの人に広まって、米菓のひとつのジャンルを確立するまでになれたのではないか」と話す。
上村さんは言う。「米菓は、もち米で作る『あられ・おかき』と、うるち米で作る『せんべい』があります。浪花屋の柿の種は『あられ』が始まり。もち米にこだわるのは、浪花屋の柿の種を作ってきた先輩たち、そして受け継ぐ私たち自身のプライドなのです」
引用元:浪花屋製菓
柿の種お薦め5選!
今や柿の種は多くの種類が発売されていますが、そのなかでおすすめの5選を選んでみました。まだ食べたことがない柿の種があるなら、ぜひこの機会に試してみることをおすすめします。
- 亀田製菓 亀田の柿の種
- 定番商品にて柿ピーの代表!
柿の種とピーナッツバランスがたまらない商品です。(現在は7:3になっています)いつまでも飽きない味。 - 浪花屋製菓 元祖柿の種 進物
- 国産もち米を使っての醤油の香ばしさが最高の一品。
レトロ感と上品さで贈り物としても喜ばれること間違いなし。 - 三幸製菓 三幸の柿の種
- 三幸製菓 三幸の柿の種
柿の種の小分けパックカテゴリーで、「亀田の柿の種」との二強に君臨するのが「三幸の柿の種」。
もち米100%にて醤油ダレにかつお風味を加えた深みある味が特徴です。
粒がやや大きめです。ピリィ辛より、甘みがあり子供にも食べやすいかも。 - サンクゼール 久世福のなかなか減らないやみつき柿の種
- 大きな透明な容器に入った柿の種とピーナッツ。国産のもち米を使って、昔ながらの抜き型製法によって作られ、一粒が不揃いでゴツゴツ感があり、そのため醤油がしっかり染み込み深い味が出ていて感動です。
- でん6 Eサイズ 柿の種チョコ
- 「豆はでん六」のCMで知られる豆菓子メーカー。ピーナッツが美味しいです。
と柿の種のあのピリッと感が絶妙にいい感じです。チョコとのコラボをお探しの方には超オススメです。
まとめ
【ハリウッド大作】ワイルドスピードに柿の種が登場。柿の種の歴史や、亀田製菓と浪花屋比較とお薦め5選についてみてきました。
世界的な大ヒットシリーズ映画に、柿の種が登場することは大変誇らしいです。それも、私たちの庶民のお菓子である柿の種が、嬉しいですね。
これからも、さまざまな柿の種を食べていきたいと同時に、元祖浪花屋さんが柿の種を発見してきれた功績も覚えておきたいですね。
あっ、【ハリウッド】ワイルドスピードもせっかく柿の種を宣伝してくれてます。柿ピー食べながら、ワイルド・スピードを見に行ってみますか。